高田里惠子
( たかだ・りえこ )1958年神奈川県生まれ。東京大学大学院博士課程(ドイツ文学専攻)単位取得満期退学。現在、桃山学院大学教授。著書に『グロテスクな教養』(ちくま新書)、『文学部をめぐる病い――教養主義・ナチス・旧制高校』(ちくま文庫)、『学歴・階級・軍隊――高学歴兵士たちの憂鬱な日常』(中公新書)、『失われたものを数えて――書物愛僧』(河出ブックス)などがある。
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近代女子最大の問題、それはもちろん“男選び”だ。打算で結婚するのは卑しい。でも最上の男を手に入れたい。男子に対する尊敬の念と幻滅。女を見る目がない男と、男を見る目がない女たち。ゲーテとマン、夏目漱石から水村美苗までを、一級の男選び(選ばれ)小説として読み直し、何が勝ちで何が負けかもよくわからないままに繰り広げられる悲喜劇を考察する。さあ、「女の子いかに生くべきか」。女子必読!(当然)男子も必読。
前口上 女子は計算(違い)する
第1幕 女子は見る目がない
第2幕 女子は燃えている(か)
幕間 女子はあなどれない
第3幕 女子は育てる
納口上 女子は諦める
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