loading...

ちくま新書

日本の文字

——「無声の思考」の封印を解く

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06704-3

Cコード

0281

整理番号

999

2013/02/05

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

漢字、ひらがな、カタカナ―。日本語は三種類の文字をもつ。この世界にまれな性格はどこに由来し、日本人の内面に何をもたらしたのか。文字の問題を構造的にとらえ、文体に蓄積された思想と感性を追究していくことによって、日本文化の不思議さをさぐり、日本とは何かという問いの核心に迫っていく。鬼才の書家が大胆に構想する文明論的思索。

目次

序章 なぜ日本語だけが三種類の文字をもつのか
第1章 文字再考
第2章 漢字、ひらがな、カタカナ
第3章 書く文明、話す文明
第4章 点画の書法―東アジアの「アルファベット」
第5章 文字と文体
第6章 堕ちゆく日本語の再生

著作者プロフィール

石川九楊

( いしかわ・きゅうよう )

1945年、福井県越前市生まれ。京都大学法学部卒業。書家、批評家。主な著書に、『筆蝕(★正字)の構造』(ちくま学芸文庫)、『日本の文字』(ちくま新書)、『書の終焉』(同朋舎出版、サントリー学芸賞受賞)、『中国書史』(京都大学学術出版会)、『日本書史』(名古屋大学出版会、毎日出版文化賞受賞)、『近代書史』(名古屋大学出版会、大佛次郎賞受賞)、『二重言語国家・日本』(中公文庫)などがある。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま新書」でいま人気の本

いま話題の本