ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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マルクスの理論はさまざまな悪罵を投げつけられてきた。だが、カール・マルクスその人の理論は、今なお社会変革の最強の武器であり続けている。本書は最新の文献研究からカール・マルクスの実像に迫り、その思想の核心を明らかにする。これまで知られてこなかった晩期マルクスの経済学批判のアクチュアリティが、今ここに甦る!
第1章 資本主義を問うに至るまで(1818?1848年)―初期マルクスの新しい唯物論(人間カール・マルクスの実像
多感な大学時代
文学から哲学へ ほか)
第2章 資本主義の見方を変える(1848?1867年)―マルクスの経済学批判(『資本論』の見方1―商品の秘密
『資本論』の見方2―貨幣の力の源泉
『資本論』の見方3―資本の力と賃労働という特殊な働き方 ほか)
第3章 資本主義とどう闘うか(1867?1883年)―晩期マルクスの物質代謝の思想(変化したマルクスのヴィジョン
改良闘争への高い評価
アソシエーションとしての共産主義社会 ほか)
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