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ちくま新書

露出する女子、覗き見る女子

——SNSとアプリに現れる新階層

今、格差はスマホの中にあった! 20―30代女性5442人を徹底調査。所得・仕事・結婚による階層間の断絶を、SNSやアプリの利用実態から読み解く。

定価

902

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07243-6

Cコード

0236

整理番号

1429

2019/08/05

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

誰もがファストファッションに身を包む現代、格差は目に見えにくいものになっている。では、現実の社会で確実に広がっている、所得や働き方、結婚による断絶を、何を手掛かりに読みとけばいいのか―その答えは、スマホの中にあった!20‐30代女性5442人への調査から、現代女性のSNSとアプリの利用実態を徹底分析。「インスタ映え」だけではない、新しいメディアを駆使して格差社会を生き抜く女性たちの姿が見えてくる。

目次

第1章 露出志向と覗き見志向―SNSで棲み分ける女性たち(Facebook女子―おじさん的ステータスを露出する選ばれた女性たち
ストーリー女子―「今」を露出し、答えを探さずつくる女性たち
ライブ女子―突き抜けた露出の先にうまれる「プチ教祖」
検索女子―「いまここ」にない世界を覗き見る女性たち
閲覧女子―幸せを覗き見て、幸せに備え続ける女性たち)
第2章 インスタ映え系、自己露出系、金融系、占い系―アプリの使い方による女子の類型(利用アプリごとに女子を分類する
インスタ映え系は普通っぽい女子力で勝負する
自己露出系女子はハロウィンで上流意識をアピールする
金融系女子は堅実に蓄財する
孤独に彷徨うゲーム系、占い系、情報系、マッチング系)
第3章 筋肉女子(ボディ系)の誕生とその政治性(なりたい職業はその人を表す
なりたい職業とSNS
ボディ系はかつてのギャル系である
なりたい職業の階級格差
女性はどのように分化したか
ボディ系の政治性)

著作者プロフィール

三浦展

( みうら・あつし )

1958年新潟県生まれ。消費社会研究家、マーケティング・アナリスト。一橋大学社会学部卒業。86年、パルコのマーケティング雑誌『アクロス』編集長、90年、三菱総研を経て、99年、カルチャースタディーズ研究所設立。『下流社会』『東京は郊外から消えていく!』(光文社新書)、『第四の消費』(朝日新書)、『郊外はこれからどうなる?』(中公新書ラクレ)、『東京高級住宅地探訪』(晶文社)、『奇跡の団地 阿佐ヶ谷住宅』(王国社)、『「家族」と「幸福」の戦後史』(講談社現代新書)、『ファスト風土化する日本』(洋泉社)等、著書多数。

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