山口昌男
( やまぐち・まさお )1931年生まれ。東京外国語大学名誉教授。2013年没。
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アルレッキーノが、ヘルメスが、クリシュナが天空を飛び交い、地上を跳ね回る―。狂言における太郎冠者のイメージとアルレッキーノに象徴される西欧のファルスの伝統を媒介し、あるべき知の具現者としての道化を描き出すべく、知的情熱に裏打ちされた博引旁証が交錯する。創造的混沌の世界への回帰を訴え、70年代以降の知的状況の出現を高らかに告げた山口道化学の記念碑的著作。
第1章 アルレッキーノの周辺
第2章 アルレッキーノとヘルメス
第3章 アフリカ文化と道化
第4章 黒き英雄神クリシュナ
第5章 アメリカ・インディアンと道化の伝統
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