小沢健志
( おざわ・たけし )1925年、東京生まれ。日本大学芸術学科卒。元・東京国立文化財研究所技官。専門は写真史研究。元・九州産業大学大学院教授、日本写真芸術学会名誉会長、日本写真協会名誉顧問。東京都歴史文化財団理事。『幕末 写真の時代』『写真で見る関東大震災』『写真 明治の戦争』など。写真史関係の著書も多い。日本写真協会功労賞、日本写真芸術学会名誉賞、日本写真家協会賞、文化庁長官表彰などを受賞。
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日本の写真は、嘉永元年(1848)に渡来。長崎の上野俊之丞が導入した。「写る」ことへの驚きとともに、写真は当時の進歩人たちに熱狂的に受け入れられ、江戸から明治への激動の時代の姿と、英雄たちの貴重な記録を写しとめてゆく。福沢諭吉や坂本龍馬ら幕末の志士たち、長崎出島の風景、鎌倉事件の現場など、日本の写真の黎明期である幕末から明治初期までの古写真から、この時代の歴史性、記録性を尊重しつつ約200点を厳選し構成した。
日本の銀板写真
ブラウンの銀板写真
モジャイスキーの銀板写真原板調査
薩摩藩の湿板写真
万延元年遣米使節
第一回遣欧使節
幕府オランダ留学生
第二回遣欧使節
遣露留学生と使節団
パリ万国博覧会と徳川昭武〔ほか〕
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