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ちくま学芸文庫

悪霊論

——異界からのメッセージ

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08333-3

Cコード

0139

整理番号

-4-2

1997/04/10

判型

文庫判

ページ数

304

解説

内容紹介

日本人の心の底の底から出現してきた怨霊、物怪、妖怪たち。「闇」の中で彼らは何を語ろうとするのか。悪霊たちの「モノ語り」を通して、日本人の心性=共同体を照射するスリリングな論考。

目次

1 異人の歴史学
2 支配の始源学
3 妖怪の伝承学
4 悪霊の人類学

著作者プロフィール

小松和彦

( こまつ・かずひこ )

1947年東京都生まれ。東京都立大学大学院(社会科学研究科)博士課程修了。現在、国際日本文化研究センター教授。民俗学、文化人類学双方を視野に入れ、一貫して鬼、妖怪、呪術、憑依といった日本文化の奥深くに潜む「闇」を透視し、日本人の心性を浮かび上がらせる特異な文化論を展開している。主な著書に『神々の精神史』『憑霊信仰論』『異人論』『悪霊論』『神隠しと日本人』『妖怪学新考』『百鬼夜行絵巻の謎』など。

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