ジャック・デリダ
( でりだ,じゃっく )1930-2004年。仏領アルジェリア生まれ。エコール・ノルマル・シュペリウール卒業。西洋形而上学のロゴス中心主義に対する脱構築を唱え、文学、芸術、言語学、政治哲学、歴史学など多くの分野に多大な影響を与えた。著書に『声と現象』『グラマトロジーについて』『エクリチュールと差異』『ヴェール』(シクスーとの共著)『獣と主権者Ⅰ・Ⅱ』ほか多数。
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1,210
円978-4-480-08613-6
0110
-2-1
2001/01/10
文庫判
256
頁現代フランスを代表する哲学者ジャック・デリダが、みずからの生涯を生き生きと辿り直し、フッサール、ハイデガー、レヴィナスなどに言及しつつ、現代の枢要なテーマについて縦横無尽に肉声で語る。政治における嘘をどのように考えたらよいのか。赦すことのできないものがあるときにしか赦しを考えることができないのはなぜか。他者に対する絶対的責任性とは、無条件的な歓待とはどのようなものか。正義は法律と切り離すことができないのか。デリダ思想の現在の到達点を示すとともに、デリダ自身によるデリダ哲学への最良の入門書。本邦初訳。
肉声で
歓待について
現象学について
政治における虚言について
マルクス主義について―ダニエル・ベンサイードとの対話
正義と赦し
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