江藤淳
( えとう・じゅん )江藤 淳(えとう・じゅん):文芸評論家。1932‐99。1957年、慶應義塾大学卒業。56年、結核療養中に「夏目漱石」を執筆、58年『奴隷の思想を排す』で新進評論家としての地位を確立。62年より2年間在米。東工大教授、慶大教授などを歴任した。新潮社文学賞、菊池寛賞、日本芸術院賞、野間文芸賞など受賞多数。『江藤淳著作集』全六巻・続全五巻、『新編 江藤淳文学集成』全五巻がある。
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昭和を代表する批評家・江藤淳にとって、「戦後」とは何であったのか。母、祖母など自らの一族の来歴を丹念に辿り、その生を浮き彫りにする「一族再会」、アメリカから帰国した著者夫妻が日本で居を定めるまでの心の渇きを綴る「日本と私」、批評家にいたるまでを生い立ちに見出す「文学と私」、早世した作家との交情を描く「山川方夫と私」、人生における最も大切な記憶を語った「渚ホテルの朝食」などエセーを収録。記憶は今、ふたたび喚びおこされなければならない。
夜の紅茶(抄)
西御門雑記(抄)
日本と私
文学と私
短い青春
山川方夫と私
?齒鰍ニ私
渚ホテルの朝食(抄)
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