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ちくま学芸文庫

シュルレアリスムとは何か

——超現実的講義

20世紀初頭に現れたシュルレアリスム――美術・文学を縦横にへめぐりつつ「自動筆記」「メルヘン」「ユートピア」をテーマに自在に語る入門書。

定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08678-5

Cコード

0170

整理番号

-24-1

2002/03/06

判型

文庫判

ページ数

304

解説

内容紹介

現実に内在し、ときに露呈する強度の現実としての超現実―シュルレアリスム。20世紀はじめに登場したこの思想と運動について、ブルトンやエルンストを中心に語り、さらに「メルヘン」「ユートピア」へと自在に視野をひろげてゆく傑作講義。文学・芸術・文化を縦横にへめぐり、迷路・楽園・夜・無秩序・非合理性などをふたたび称揚するとともに、擬似ユートピア的な現代の日本を痛烈に批判する。いま、“幻想を超えて生きるには”。

目次

1 シュルレアリスムとは何か(シュルレアリスムという言葉
「超現実」とは何か
ワンダーランドと超現実、そして町 ほか)
2 メルヘンとは何か(メルヘンと童話とのちがい
おとぎばなしの発生
「眠れる森の美女」の例 ほか)
3 ユートピアとは何か(反ユートピアの立場から
トーマス・モアと大航海者
ユートピアさまざま ほか)

この本への感想

題名の示す通り、シュルレアリスムとは何か、という問いに楽しくきちんと答えてくれる本です。理論を理解するのは容易でも、概念を理解することは容易ではありません。それを講義という形で説明したものが、本になっている。著者の巖谷國士先生のシュルレアリスムに対する愛もたっぷり伝わってくる素敵な本です。

マチコ

さん
update: 2020/03/14

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