ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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神はどのようにして発見され、語られ、利用されてきたのか。古今東西の文学・思想の森に分け入って、その本質的要素を抽出した高橋神話論の集成。第1巻は、畏れやおののき、精神の顫動をはげしく惹きおこす「神を見る」行為を「観」(テオリア)として探る一方、「死」の変種・比喩である「隠れ」や「消滅」をキリスト教世界、日本神話世界から考え、本質的な生死を問う。また、アポロンやデュオニュソスなど、気紛れ、過激さ、無軌道を示すギリシアの神々の「形相」(エイドス)を辿り、神話や神々が後のさまざまな時代にいかなる「生」(ビオス)を発現させ、いかなるロゴスを結晶させたかを明らかにする。
1 「見」から「観」へ(見ることと神
見つつ畏れよ―神の眼とリアリズムの眼 ほか)
2 死と再生(死と再生の古代
最初の死について ほか)
3 ディオニュソスをめぐって(ミュトスとビオス―神話原型的アプローチ
ニケの翼 ほか)
4 ロゴス、そして言葉(『パイドン』雑感―プラトン
四大について―ゲーテ『ファウスト』 ほか)
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