ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1,540
円978-4-480-08782-9
0198
-7-1
2003/08/06
文庫判
416
頁近代日本が目を閉ざしてきた、西欧文明の背後に隠れているもうひとつの大きな精神世界の流れ、デモノロジー・吸血鬼伝説。サマーズは、その広大な暗黒空間に執拗に分け入り、闇と共存する人々の生活と風俗を人間的営為として直視することにより、人間存在のデモーニッシュな姿を暴く。本書はサマーズの『ヨーロッパに於ける吸血鬼』と『吸血鬼―その同族と血縁』の二著の真髄を、錬金道士日夏耿之介が、「日夏流吸血鬼総論」として仕立て上げた奇書。日本への西欧デモノロジー紹介の先駆的作品として、現在のオカルティズムや幻想文学に与えた影響ははかり知れない。
第1編 吸血威族考(吸血鬼の発生
吸血の特性と慣例と
バビロニヤ、アッシリヤ、近東地方及びその他の上代諸国に於ける吸血鬼
文学に現れたる吸血鬼)
第2編 欧羅巴吸血俗概観(古代希臘及び羅馬の吸血鬼
英吉利、愛蘭土及び羅甸諸国の吸血鬼譚
匈牙利とチェッコスロヴァキアの吸血鬼譚
近代希臘に於ける吸血鬼
露西亜、ルウマニア、ブルガリアに於ける吸血鬼)
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