ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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翻訳とは、原文の深層に横たわるメッセージを探り当て、それに翻訳語の形を与えて原文の「姿」を再構成することである―では、多義的で抽象性が高く、文語と口語の差が著しいフランス語を、的確な日本語に翻訳し原文の「姿」を再現するコツは何か。どんなポイントを押さえ、どういう方法を駆使すればいいのか。翻訳作業の現場に即したテーマごとに豊富な訳例を掲げ、解釈の基本から日本語の表現方法まで多彩な技術を伝授する、実践的翻訳術。下巻では「視点移入」をキーワードに、大胆な発想の転換によって言葉の違いの深遠に翻訳という橋を架ける技
仮定法―直訳文型を忘れよう
比較―情報量を減らす
否定(否定を肯定で訳す
sansおよび二重否定)
感覚表現(仏訳に学ぶ
感覚視点ということ)
感情表現―疑問文と感嘆文
視点―カメラ・アングルの魔術
話法(解きほぐし再考
間接話法
自由間接話法)
文の位相(児童文学と広告文
時事文その他)
長文を訳す(長いものには巻かれろ
順行訳その他)
同格構文―並んでいる言葉〔ほか〕
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