ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1,430
円978-4-480-09008-9
0111
-23-1
2006/09/06
文庫判
416
頁人間の精神にとって何が正常で何が異常なのか。人間の精神異常に対する考え方は、文明の進歩とともに移り変わってきた。はたして精神異常は文明病なのか。ともあれ、現在の日本でも、明らかに精神に異常を来しているとしか思えない事件が多発している。本書は、フロイト、ユング、アドラーをはじめ、多くの先駆者が異常心理を発見し、それに論理的解釈を与え、臨床の現場で苦闘する姿を描き、あわせて、現代医学の薬物による精神病の治療にいたるまでを明らかにする。精神病を早期に発見するために、また、心の不思議を考えるために、世界各地で読まれてきた古典的名著。
精神異常に対する考えの流れ―ヒューマニズムの動き
暗示とは何か―メスマーと催眠術の発見
意識の分解―ジャネと意識の構造
二重人格―モートン・プリンスと多数人格
無意識の発見―フロイトと精神分析
自我の成長―精神分析学その後の発展
個人の心理―アドラーと権力本能
民族の心理―ユングによる心の深層
肉体と精神―クレッチェマーと身心相関
大脳の生理学―パブロフと条件反射
精神病と闘う人びと―ヴァーグナー・ヤウレックと後継者たち
精神医学最近の発展―精神病に対する薬物療法まで
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