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定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09020-1

Cコード

0110

整理番号

-2-7

2006/11/08

判型

文庫判

ページ数

208

解説

内容紹介

2003年、ハイデルベルク大学におけるハンス=ゲオルク・ガダマー記念講演。1981年、デリダと現代哲学の泰斗ガダマーの最初の出会いは、表面上不首尾に終ったように見えたが、実は本当の対話、もはや途切れることのない対話がそのとき始まったことを示す。また、もう一人の友であるパウル・ツェランの『息の転回』所収の詩「雄羊」の読解を通じて、詩こそが「真の対話」であり、他者との「出会いの秘密」であることを明らかにする。詩と哲学の本来の場における、デリダのエクリチュールの真骨頂。デリダ生前最後の重要著作。文庫オリジナル。

著作者プロフィール

ジャック・デリダ

( でりだ,じゃっく )

1930-2004年。仏領アルジェリア生まれ。エコール・ノルマル・シュペリウール卒業。西洋形而上学のロゴス中心主義に対する脱構築を唱え、文学、芸術、言語学、政治哲学、歴史学など多くの分野に多大な影響を与えた。著書に『声と現象』『グラマトロジーについて』『エクリチュールと差異』『ヴェール』(シクスーとの共著)『獣と主権者Ⅰ・Ⅱ』ほか多数。

林好雄

( はやし・よしお )

1952年生まれ。東京大学仏文科卒業。駿河台大学教授。著書に『知の教科書デリダ』(共著)、訳書にデリダ『声と現象』ほか多数。

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