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ちくま学芸文庫

マッハ力学史 下 

——古典力学の発展と批判

定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09024-9

Cコード

0140

整理番号

-27-2

2006/12/06

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

古典力学はどこまで科学的か?ニュートン力学における絶対時間・絶対空間は認められるものか?マッハの根源的検証は、疑いようもないと見なされていたニュートン力学の批判であると同時に、感覚の分析を通して考察された反形而上学的認識論でもあった。物理学と心理・生理学を往き来しながら、マッハの思想は大きなうねりとなり、アインシュタインの相対論に道を拓き、ヴィトゲンシュタイン、ゲーデルなど後世の哲学者に影響を及ぼした。下巻は「諸原理の応用と力学の演繹的発展」「力学の形式的発展」「力学の他の知識領域への関係」を収録。訳者による相対性理論とマッハの関係の考察を付す。

目次

第3章 諸原理の応用と力学の演繹的発展(ニュートン的諸原理の射程
力学の計算式と尺度
運動量保存、重心保存、面積保存、の法則 ほか)
第4章 力学の形式的発展(等周問題
力学における神学的、物活論的、神秘主義的観点
解析力学 ほか)
第5章 力学の他の知識領域への関係(力学の物理学への関係
力学の整理学への関係
結語)

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