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定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09119-2

Cコード

0142

整理番号

-27-1

2007/12/10

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

アインシュタインの一般相対性理論が1916年に発表され、人々が競ってその解説を求めたとき、パウリは『数理科学百科事典』の一項目でそれに応えた。理論から5年、パウリは当時まだ21歳で、先行する論文を簡潔に引用紹介しながら、的確な批評を加え、むだなく淡々と特殊相対性理論から一般相対性理論までを解説しきった。アインシュタイン本人も絶賛し、本書訳者の物理学者内山龍雄をして「研究をさし置いてでも訳したい」と言わしめた。懇切に注釈を加え本書の魅力を伝えようとする姿勢から、セミナーを髣髴させる熱気が存分に伝わってくる。上巻は「特殊相対性理論」まで。

目次

第1編 特殊相対性理論の基礎(歴史的背景(Lorentz、Poincar´e、Einstein)
相対性の要請
光速度不変の要請、Ritzの理論 ほか)
第2編 数学的準備(4次元世界(Minkowski)
ローレンツ群の拡張
アフィン変換に対するテンソル解析 ほか)
第3編 特殊相対性理論(運動学
電気力学
力学および一般力学 ほか)

著作者プロフィール

W.パウリ

( ぱうり,W )

1900-1958年。オーストリア生まれ。理論物理学者。大学入学前に一般相対性理論に関する論文を、また21歳で本書「相対性理論」を著して名声を博した。その後、関心を量子力学に移し、ハイゼンベルクらと量子力学の体系化に努め、1924年の「パウリの原理」発見に対してはノーベル物理学賞が授与された。深い物理的洞察と数学的手腕で問題に迫り、原子構造から素粒子論に至る幅広い領域で重要な貢献が多数ある。

この本への感想

 3第相対性理論の中で、本書よりH・ワイルの本が先に発行されましたが、相対論の浅学人間の私にはW・パウリの相対論が解りやすく、次にワイルの相対論を読んで正解だった
と思いました。厚かましいかもしれませんが、M・ボルンの
相対論も是非、発行していただければ幸いです。

科学好き

さん
update: 2008/09/16

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