ジョルジュ・バタイユ
( ばたいゆ,じょるじゅ )1897-1962年。フランスの思想家。大戦前から戦後にかけて、文学・思想・芸術・宗教学・政治等広範な領域で批評活動を行い、現代に至るまで大きな影響を与えつづけている。思想書:『エロティシズム』『無神学大全』『至高性』他。小説:『青空』『眼球譚』『マダム・エドワルダ』他。
loading...
1,650
円978-4-480-09248-9
0110
-12-8
2009/10/07
文庫判
512
頁純然たる幸福は、苦痛への否定である。どんな苦痛をも、苦痛への危惧でさえをも、否定するのだ。純然たる幸福は言語への否定なのである。―『無神学大全』第4巻として構想された『純然たる幸福』の関連論文、「非‐知」「真面目さの彼方」「ヘーゲル、死と供犠」「ヘーゲル、人間と歴史」などを中心に、バタイユの最重要テクストを精選編集。「レオナルド・ダ・ヴィンチ」などの文化・芸術論、「エロティシズムの逆説」などのエロティシズム論、デュラスとの対話ほか全20編を収録する。文庫化に際し「クレー」「ヘーゲル弁証法の基底への批判」「
1 文化・芸術論(アーネスト・ヘミングウェイの『誰がために鐘は鳴る』について
ピカソの政治的絵画
クレー
文化の曖昧さ
人間と動物の友愛
芸術、残虐の実践としての
作家の二律背反について―ルネ・シャールへの手紙
レオナルド・ダ・ヴィンチ(一四五二?一五一九)
人の住みえぬ地球に?)
2 エロティシズム論(エロティシズムの逆説
エロティシズム、道徳の支え
エロティシズムあるいは存在を疑うこと)
3 ヘーゲル論(ヘーゲル、死と供犠
ヘーゲル、人間と歴史
ヘーゲル弁証法の基底への批判)
4 思想論(第一の要請
非‐知
真面目さの彼方
飽和状態の惑星
純然たる幸福)
補遺(デュラスとの対話
シャプサルによるインタビュー)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。