小沢健志
( おざわ・たけし )1925年、東京生まれ。日本大学芸術学科卒。元・東京国立文化財研究所技官。専門は写真史研究。元・九州産業大学大学院教授、日本写真芸術学会名誉会長、日本写真協会名誉顧問。東京都歴史文化財団理事。『幕末 写真の時代』『写真で見る関東大震災』『写真 明治の戦争』など。写真史関係の著書も多い。日本写真協会功労賞、日本写真芸術学会名誉賞、日本写真家協会賞、文化庁長官表彰などを受賞。
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ひたすら富国強兵への道を歩んだ若き近代国家明治日本は、1904年、朝鮮半島に権益を求め、満州を南下してきた大国ロシアと戦端を開いた。日本は国家の命運を賭け、持てる力のすべてを注ぎ込んでこの戦いに臨んだ。本書は、この日露戦争を撮影した膨大な戦場写真のなかから、陸軍と海軍それぞれ新たな資料を発掘し、そのエッセンスを選りすぐった写真によって構成。ここには砲声が聞こえてくるような臨場感溢れるものから、明治人の気概が感じられるものまで、この時代の真実の姿がある。日露戦争とはいったい何であったのかを強烈に問いかけてくる迫真のドキュメント。
陸軍(日露戦争における陸軍陸地測量部の写真
第一軍
第二軍
第三軍
第四軍
鴨緑江軍
二元帥六大将
陸軍の軍人たち
海軍の軍人たち)
海軍(日露戦争における海軍の写真
日露戦争姫路捕虜収容所の記録
凱旋観兵式の明治天皇
日露戦争の写真技術)
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