エリック・ホブズボーム
( ほぶずぼーむ,えりっく )1917-2012年。イギリスの歴史家。ポーランド系ユダヤ人を父とし、オーストリア人を母としてエジプトで生まれる。ウィーン、ベルリンを経て1933年イギリスに移住。1936年イギリス共産党入党。ケンブリッジ大学キングス・カレッジで1939年学士号、1942年修士号、1951年博士号を取得。キングス・カレッジのフェロー、ロンドン大学教授などを歴任。著書に『市民革命と産業革命』『資本の時代』『帝国の時代』など多数。
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1,100
円978-4-480-09344-8
0122
-15-1
2011/01/06
文庫判
240
頁ロビン・フッドや西部劇に描かれたアウトローなど、世界各地でいまなおヒーローと讃えられる匪賊たち。彼らはときには暴力的に振る舞い、社会的混乱を引き起こして危険因子と見なされながらも、抑圧的権力に対抗し、正義を求めて闘う、民衆の強い味方だった。母の名誉のために闘ったパンチョ・ビリャ、貧しい寡婦のため銀行強盗を犯したジェシー・ジェームズ。近代化以前のあらゆる国と時代において、民衆の生活に不可欠の要素として活躍した匪賊の系譜、その生き方や、彼らをめぐる政治・経済構造を丹念に追ったホブズボーム若き日の意欲作、待望の復刊。
1 義賊とは何か
2 誰が匪賊となるか
3 貴族強盗
4 復讐者
5 ハイドゥク
6 匪賊の経済と政治
7 匪賊と革命
8 収奪者
9 シンボルとしての匪賊
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