アラン
( あらん )1868~1951年。フランスの哲学者。本名エミール=オーギュスト・シャルティエ。高等師範学校卒業後、リセの教師となる。その哲学講義は学生たちの支持を受け、教え子からシモーヌ・ヴェイユをはじめとする哲学者を輩出している。65歳で教職を退き亡くなるまで執筆活動を続けた。著書に『幸福論』『定義集』『諸芸術の体系』などがある。
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『幸福論』のアランがプラトン哲学の精髄を詩的に解き明かす奥深いエセー。「ソクラテスの弁明」「クリトン」「パイドン」「饗宴」などの対話篇から自在に言葉を引き、その思想を語ってゆく。アランはプラトンに導かれつつ殺されて生かされ、プラトンはアランの鋭角的な精神によって変容されながら、自己の普遍性を損なわれることなく見事に開花する。モラリスト・アランの真骨頂たる一冊。
第1章 ソクラテス
第2章 プロタゴラス
第3章 パルメニデス
第4章 イデア
第5章 洞窟
第6章 ティマイオス
第7章 アルキビアデス
第8章 カリクレス
第9章 ギュゲス
第10章 袋
第11章 エル
付 アリストテレスについてのノート
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