ニッコロ・マキァヴェッリ
( まきゃヴぇっり,にっころ )1469-1527年。フィレンツェ共和国が生んだ偉大な政治思想家。その哲学は『君主論』、『ディスコルシ』、『戦争の技術』に記されているが、本書『フィレンツェ史』ではさらに歴史叙述家としての顔も見せてくれる。
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ローマ帝国はなぜあれほどまでに繁栄しえたのか。その鍵は ヴィルトゥ 。パワー・ポリティクスの教祖が、したたかに歴史を解読する!
1,980
円978-4-480-09352-3
0122
-35-1
2011/03/09
文庫判
768
頁『君主論』をしのぐ、マキァヴェッリ渾身の大著。フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、神聖ローマ帝国など、群雄が割拠し、戦いに明け暮れていたルネッサンス期。権謀術数が飛び交う中、官僚として活躍したマキァヴェッリは、祖国が生き残る方法を模索し続け、古代ローマ史にその答えを求めた。不利な状況での戦い方、敵対する勢力を効果的に漬す方法、同盟の有利な結び方、新兵器への対処方法、陰謀の防ぎ方と成功のさせ方、そして、最強の国家体制…。権力がぶつかり合う壮大な歴史ドラマの中で磨き上げられた、パワー・ポリティクス永遠の教科
第1巻(都市の起源、そして特にローマの起源について
共和国の種類について、またローマはそのいずれにあたるかについて
ローマ共和国を完成した護民官制度設立のいきさつについて ほか)
第2巻(ローマ人が広大な版図を確保したのは、実力によってか、それとも運がよかったためか
ローマ人はどのような部族を相手として戦ったか、また相手の国は自分たちの自由を賭していかにねばり強く戦ったか
ローマが強国に成長したのは、周囲の国家を破壊したと同時に外国人にも簡単に栄誉を与えたからである ほか)
第3巻(宗派や国家を長く維持していくには、多くの場合本来の姿を回復することが必要である
白痴を装うことが時には最も賢明であるかもしれない
新たに獲得した自由を維持していくために、ブルトゥスが自分の息子たちを殺さなければならなかった事情について ほか)
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