天沢退二郎
( あまざわ・たいじろう )1936年生まれ。詩人、フランス文学者。宮澤賢治研究でも知られ、評論に『《宮沢賢治》のさらなる彼方を求めて』などがある。
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いまなお人々を魅了してやまない数々の童話や詩を生んだ宮澤賢治。肖像写真や、人々との交流を物語る手紙、推敲の過程が克明に残る自筆原稿やメモなど、約250点の貴重な写真と資料で、その生い立ちから、早すぎる死までを辿る。多感な少年時代、驚異に満ちた創作に励みながら、豊かな教育活動を展開した教師時代、使命感に突き動かされて、農村に身を捧げた羅須地人協会時代、そして闘病、再起して砕石工場技師としての仕事に取り組むが、再び病床に臥した晩年。写真・図版資料と、第一線で活躍する賢治研究者たちによるキャプションが、賢治の短
第1章 幼少年時代―一八九六年‐一九一五年(明治二十九年‐大正四年)(宮澤家の人びと
生い立ち ほか)
第2章 盛岡高等農林学校時代―一九一五年‐一九二一年(大正四年‐大正十年)(高等学校生活
学友たち ほか)
第3章 花巻農学校教師時代―一九二一年‐一九二六年(大正十年‐大正十五年)(教師生活と創作活動
賢治に影響を与えた人びと―妹トシ/タゴール/アインシュタイン ほか)
第4章 羅須地人協会活動と“疾中”―一九二六年‐一九三〇年(大正十五年‐昭和五年)(農への志
音楽とエスペラント ほか)
第5章 東北砕石工場技師時代―一九三〇年‐一九三三年(昭和五年‐昭和八年)(工場でのとりくみ
浮世絵への関心 ほか)
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