鷲田清一
( わしだ・きよかず )1949年、京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学総長などを経て、現在は京都市立芸術大学理事長・学長、せんだいメディアテーク館長。専門は哲学。現象学をベースに、臨床哲学、モード批評などを幅広く展開する。主な著書に『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞)、『「ぐずぐず」の理由』(読売文学賞)、『「待つ」ということ』(以上、角川選書)、『〈ひと〉の現象学』(筑摩書房)、『哲学の使い方』(岩波新書)などがある。
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何をしたいのかわからない、自分はもっと評価されてしかるべき、恋人との関係がなかなか安定しない、結婚したいけれどライフスタイルを変えるつもりはない、親との確執が自分の人生を縛っている、パートナーはいるけれど他の異性ともつながりたい、ほんとうの友達がいない、自分の居場所がない…。そんな日常の鬱々とした気持ちに、鷲田先生がそっと寄り添って、いっしょに考えてくれる、哲学クリニック。古今東西の生きた言葉を手掛かりに、正しく悩んで、きちんと治す方法を処方します。
第1章 生きがいが見つからない時に
第2章 いい恋愛ができない時に
第3章 ほんとうの友だちが欲しい時に
第4章 容姿が気になる時に
第5章 「家族」が重たい時に
対談 一〇年後の悩めるひとたちへ(鷲田清一
小沼純一)
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