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定価

1,980

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09416-2

Cコード

0170

整理番号

-18-7

2011/12/07

判型

文庫判

ページ数

400

解説

内容紹介

日本を、そして世界を旅し、その経験に基づく思索を多くの書物に結実させた岡本太郎。あわただしい取材の心覚えのために撮影されたおびただしい写真は、消え去った風俗や祭りの貴重な記録というレヴェルをはるかに超えて、今も鮮やかな輝きを放っている。「写真を撮ろう」などとは微塵も考えず、眼と心が捉えたものに向けてひたすらシャッターを切る。「見ろよ、いいねえ、凄いじゃないか」と。脈々と受け継がれた風土と暮らし。時代の荒波にさらされながらたくましく生きる人々。近年飛躍的に注目度が高まる岡本太郎の写真から320点余りを厳選して集成する。

著作者プロフィール

岡本太郎

( おかもと・たろう )

1911-96年。父は漫画家・岡本一平、母は作家・岡本かの子。29年渡仏、抽象芸術、シュルレアリスムの運動に参加。パリ大学で民族学、哲学を学び、バタイユらと活動を共にした。40年に帰国、42年中国戦線に出征。46年に復員後、花田清輝らと「夜の会」を結成し、アヴァンギャルド芸術を推進した。『今日の芸術』『日本の伝統』はベストセラーとなった。70年、大阪万博テーマ館のプロデューサーとして「太陽の塔」を制作。以後、テレビをはじめとするあらゆるメディアを通じて発言と行動をつづけた。

山下裕二

( やました・ゆうじ )

1958年広島県呉市生まれ。明治学院大学教授。東京大学大学院修了。著書に、『室町絵画の残像』『水墨画入門──見る・味わう・愉しむ』『日本美術の二〇世紀』ほか。赤瀬川氏との共著に『日本美術応援団』『日本美術応援団・オトナの社会科見学』『雪舟応援団』『実業美術館』がある。

椹木野衣

( さわらぎ・のい)

椹木 野衣(さわらぎ・のい):1962年埼玉県秩父市生まれ。美術批評家。多摩美術大学教授。主な著作に『日本・現代・美術』『戦争と万博』ほか。

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