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ちくま学芸文庫

イメージ

——視覚とメディア

視覚文化論の古典!

イメージが氾濫する現代、「ものを見る」とはどういう意味をもつか。美術史上の名画と広告とを等価に扱い、見ること自体の再検討を迫る名著。

定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09503-9

Cコード

0170

整理番号

-23-2

2013/01/09

判型

文庫判

ページ数

320

解説

内容紹介

イメージが氾濫する時代において、「ものを見る」とはどのような意味をもつのだろうか。今日もなお視覚論の中核でありつづけるこのテーマに、様々な角度から新たな問題提起をしたのが本書である。メディアとしての油彩画のありよう、裸体の持つ意味と“富=所有”の関係、美術館の成立経緯、古典的絵画から現代のコマーシャル・フォトへとつながる系譜とは?美術史上の名画や巷に流布する広告など、多種多様なイメージ群を提示しつつ、それらを等価に論じ、「見ること」そのものの再検討を迫ったロングセラー。

目次

1 イメージの変容
2 社会空間になったイメージ
3 「見ること」と「見られること」
4 見られる女たち 取り囲む女たち
5 所有するタブロー
6 「見ること」のなかの「所有すること」
7 広告の宇宙
見ることのトポロジー(伊藤俊治)

著作者プロフィール

ジョン・バージャー

( ばーじゃー,じょん )

John Berger 1926年、ロンドン生まれ。美術批評家、脚本家、小説家、ドキュメンタリー作家。美術教師などを経て著述業に入る。著書に『見るということ』(ちくま学芸文庫)『革命と芸術』『ピカソ/その成功と失敗』などの評論の他、多数の小説・脚本がある。

伊藤俊治

( いとう・としはる )

1953年生まれ。美術史家/美術評論家。現在、東京藝術大学美術学部先端芸術表現科教授。著書に『ジオラマ論』『20世紀写真史』など多数ある。

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