ちくま学芸文庫
改稿 日本文法の話〔第三版〕
阪倉篤義
著
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1,540
円978-4-480-09560-2
0131
-8-1
2013/07/10
文庫判
368
頁ホノルル捕虜収容所に、べらんめえ口調で日本人捕虜たちの度肝をぬいた海軍将校がいた。宣教師の家に生まれ、14歳まで日本で過ごした彼は、捕虜からの情報収集を担当する。アッツ、ガダルカナル、サイパンの「玉砕」。犬も鼠も食べ尽くした地獄さながらのマーシャル諸島。しかし「人情=人間主義」は国や立場を超えるという信念のもと、まず日本兵の階級意識を破壊し、捕虜は恥ではないことを徹底して説く彼の姿は、やがて捕虜たちの自発性を促す。本土に撒かれた「ポツダム宣言」の和訳のビラは、国を想う彼らの協力で生まれた。敗戦後は日本の民主化に努めた。
第1部 戦争(学徒兵
“ズーズー湖畔の宿”
緑の島サイパン ほか)
第2部 日本進駐(“マッカーサーに頼め”
大っきなニコニコ顔
そうねぇー ほか)
第3部 日本の若い者(あの道再び
漫画教育
パリパリ会 ほか)
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