エトムント・フッサール
( ふっさーる,えとむんと )1859-1938。ドイツの哲学者。現象学を創始し、「厳密な学としての哲学」を構築する。現象学の理念は、ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティ、レヴィナス、デリダなどに継承され、現代思想の諸潮流に計り知れない影響を与え続けている。
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1,980
円978-4-480-09692-0
0110
-21-4
2015/10/07
文庫判
608
頁「間主観性」をめぐる、その方法(第1巻)、その展開(第2巻)をへて、フッサールが目指した究極の目的(行方)が、真の人間性の実現に向けた普遍的目的論として、本書により初めて明らかにされる。この目的論において開示された、各文化の生活世界に根ざした人格共同体における理論理性と実践理性の実現は、多文化相対主義や自文化中心主義の抗争と迷妄の本質を照らしだし、それを克服しうる明確な指針と理念を与える。間主観性論のさらなる展開は、他の諸学問との学際的協働研究や、伝統と文化のことなる「間文化性」の研究を進展させ、その可能
第1部 自我論(自我と自己
自我に対する外的態度と内的態度 ほか)
第2部 モナド論(自我とモナド
モナドの現象学 ほか)
第3部 時間と他者(想起・想像・準現在化
想起・予期・感情移入 ほか)
第4部 他者と目的論(モナドと目的―誕生と死
原事実性の目的論 ほか)
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