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ちくま学芸文庫

生物学のすすめ

現代生物学では何が問題になるのか。20世紀生物学に多大な影響を与えた巨匠が、複雑な生命現象を理解するためのキー・ポイントを易しく解説。

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09717-0

Cコード

0145

整理番号

-4-1

2016/02/09

判型

文庫判

ページ数

240

解説

内容紹介

発展いちじるしい現代の生物学。最新の科学技術はヒトのDNAの配列情報までをも丸裸にしてしまった。けれども生物学には挑むべき謎が数々残されている。性には雌雄の二つがあるのはなぜか?生き物の形を決めるものは何か?生命の起源は?こうした問いを考えるために、動物の行動、自然のパターン、脳の働きなど幅広いテーマの基礎知識をわかりやすく紹介。生物学の大家が描く「生物学の見取り図」を手がかりに、生命の神秘に迫ってみよう。

目次

1章 生命とは何か
2章 遺伝
3章 性、組換え、生命のレベル
4章 自然のパターン
5章 進化生物学の諸問題
6章 安定性と調節
7章 行動
8章 脳と知覚
9章 発生
10章 生命の起源

著作者プロフィール

ジョン・メイナード=スミス

( めいなーど=すみす,じょん )

1920―2004年。ケンブリッジ大学およびロンドン大学卒業。生物学に数学的手法を取り入れることで「血縁淘汰」「ESS(進化的に安定な戦略)」などの概念を確立。20世紀を代表する生物学者であり、現在の進化生態学の潮流を作り上げた一人として評価されている。邦訳された著書に『数理生物学序説』(みすず書房)、『進化とゲーム理論』(産業図書)、『生物は体のかたちを自分で決める』(新潮社)などがある。

木村武二

( きむら・たけじ )

1935年生まれ。東京大学理学部卒業。東京大学名誉教授。専攻は動物行動学。訳書に『キャンベル生物学』(共訳、丸善出版)、ニスベット『コンラート・ローレンツ』(東京図書)などがある。

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