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ちくま学芸文庫

思考のための文章読本

定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09749-1

Cコード

0181

整理番号

-44-2

2016/09/07

判型

文庫判

ページ数

272

解説

内容紹介

本物の思考力は、先人の文章を読むことによって磨かれる―。着想し、論理を練り上げ、効果的に表現するという言語表現のすべての過程に作用する「思考」。古今東西の思索者たちは、どのようにそれを働かせてきたか。本書では、彼らの文章を自在に切り取り、さまざまに組み合わせることで、そのパターンを抽出しようと試みる。そこで分類された10の思考法は、私たちが本気で何かを考え、ひとに伝えようとするときの確かな指針となるはずだ。知的実践の基礎技術を網羅した前著『知的トレーニングの技術』の応用編となる、画期的な試み。

目次

第1章 単語の思考―単語は巨大な思考単位である
第2章 語源の思考―原初の宇宙観に立ち会う
第3章 確実の思考―方法的懐疑と論理
第4章 全部と一部の思考―反証・量化・代用
第5章 問いの思考―思考に形をあたえる
第6章 転倒の思考―視点の転換
第7章 人間拡張の思考―メディアと技術の見方
第8章 擬人法の思考―どこまでがヒトか
第9章 特異点の思考―誇張法の系統樹
第10章 入れ子の思考―思考の原始構成

著作者プロフィール

花村太郎

( はなむら・たろう )

本名、長沼行太郎。1947年、長野県生まれ。早稲田大学文学部卒業、東京都立大学人文科学研究科修士課程修了。都立高校教諭、関東短期大学教授などを務め、現在、武蔵野美術大学非常勤講師。学生時代より言語・メディア・都市の分野で批評活動を始め、思考のなかではたらく論理とイメージの関係を主に探究している。NHKラジオのインタビュー番組(「学問新時代」「新学芸展望」)、「21世紀の老人問題」「人文・社会科学振興のためのプロジェクト」などの共同研究、高等学校教科書(物理・国語)の編集に携わる。著書に『頭の錬金術』(徳間書店、花村太郎名義)、『思考のための文章読本』(ちくま新書)、『嫌老社会』(ソフトバンク新書)などがある。

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