吉田夏彦
( よしだ・なつひこ )1928年生まれ。哲学者。北海道大学助教授、東京工業大学教授、お茶の水女子大学教授、立正大学教授などを歴任し、現在東京工業大学名誉教授。著書に『現代哲学の考え方』(講談社現代新書、1969年)、『相対主義の季節』(角川選書、1977年)、『デジタル思考とアナログ思考』(NHKブックス、1990年)、『論理と哲学の世界』『記号論』(ちくま学芸文庫、2017年)など多数。
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「認識論」「存在論」「形而上学」「倫理」「神」「美」「数学」―現代の哲学はますます細分化され、各領域の概要を捉えることも、それら相互の関係をつかむことも容易ではない。しかし「哲学」の名に値するために不可欠なのは、その主張が反証を示したり、批判したりできるような論理に基づいていることだ。そうした議論の筋道の正しさを支えるのが、論理学である。本書は、論理学の基本的な考え方を一から説くとともに、そこで学んだ正しい推論の道具立てを用いて、哲学の諸問題を平明な筆致で解説する。多くの哲学徒に影響を与えた、他に類をみな
第1章 哲学の諸分野
第2章 二つの落語
第3章 論理学
第4章 理論の構造
第5章 集合論
第6章 抽象と具体
第7章 現象と実在
第8章 いくつかの問題
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