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定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09798-9

Cコード

0115

整理番号

-17-1

2017/05/10

判型

文庫判

ページ数

400

解説

内容紹介

今でこそ脚光を浴びる研究領域となった近代仏教は、少し前までは日陰の存在としてごく少数の先駆者によってひっそりと研究がなされているに過ぎなかった。そのひとりが吉田久一で、緻密な文献的実証をもとに多数の著作を残し、その成果が近代仏教研究の隆盛へとつながった。本書は近代前史としての幕藩体制下の仏教から、二十世紀末のオウム真理教までを含む仏教総合史的概説で、大教院分離運動、大逆事件、神道国教化政策、大正デモクラシー、戦争、社会主義、戦後思想、新宗教など主要な問題を公正にバランスよく網羅している。社会史、政治史を絡

目次

「近現代仏教の歴史」について
第1部 近代仏教の歴史(近世幕藩体制下の仏教―近代仏教史理解のために
明治維新と仏教
近代国家の確立と仏教の「革新」
帝国主義国家への出立と仏教近代化の形成
大正デモクラシーと仏教)
第2部 現代仏教の歴史(社会的危機=過渡期と仏教
日中戦争・太平洋戦争と仏教
戦後の仏教
高度経済成長期と仏教(低成長期を含む)
二〇世紀末社会と仏教)

著作者プロフィール

吉田久一

( よしだ・きゅういち )

1915-2005年。新潟県に生まれ。1941年大正大学文学部卒業。日本社会事業大学、日本女子大学、東洋大学教授を経て、日本社会事業大学名誉教授。著書:『日本近代仏教史研究(吉川弘文館、1959年)、『日本社会事業の歴史』(勁草書房、1960年)、『日本近代仏教社会史研究』(吉川弘文館、1964年)、『現代仏教思想入門』(筑摩書房、1996年)、『吉田久一著作集(全7巻)』(川島書店、1995年)、『吉田久一社会福祉選書(全4巻)』(勁草書房、1995年)他多数。

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