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定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09878-8

Cコード

0120

整理番号

-11-1

2018/07/09

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

急峻な岩山がそそり立つなかに忽然とその幻想的な姿を現すペトラ。ジェラシュ、パルミュラ、ドゥラなどの都市とドラマティックな隊商路の動き、そして文化の十字路としての役割。本書は、メソポタミア、エジプト、ギリシア、地中海、文明揺籃の地に囲まれキャラバン交易で繁栄した古代オリエント都市の遺跡に立ち、往時の繁栄に思いを馳せた紀行、歴史書である。原書刊行からすでに85年以上の歳月が経過しているが、考古学的資料に基づき往時の光景を再現させる筆致はいまでも色あせることはない。

目次

第1章 隊商貿易とその歴史
第2章 ペトラ
第3章 ジェラシュ
第4章 パルミュラとドゥラ
第5章 パルミュラの遺跡
第6章 ドゥラの遺跡

著作者プロフィール

ミカエル・ロストフツェフ

( みかえる・ろすとふつぇふ )

1870-1952年。ウクライナのキエフで生まれる。ペテルスブルグ大学卒業後、同大学教授、ロシア学士院の会員となる。十月革命後ロシアを去り、1925年イギリスを経て、イェール大学に移る。二十世紀前半最大のギリシャ・ローマ史および考古学の学者の一人。主著に『ローマ帝国社会経済史』『ヘレニズム世会の社会経済史』がある。

青柳正規

( あおやぎ・まさのり )

青柳 正規(あおやぎ・まさのり):1944年生まれ。東京大学文学部卒。文学博士。古典考古学、美術史を専攻。東京大学教授、国立西洋美術館館長、独立行政法人国立美術館理事長、文化庁長官などを歴任し、現在、東京大学名誉教授、山梨県立美術館長、多摩美術大学理事長。おもな著書に『エウローパの舟の家』(地中海学会賞)、『古代都市ローマ』(マルコ・ポーロ賞、濱田青陵賞)、『逸楽と飽食の古代ローマ』『文化立国論』など多数。

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