ミシェル・フーコー
( ふーこー,みしぇる )1926年フランス・ポワティエ生まれ。高等師範学校で哲学を専攻、ヨーロッパ各国の病院・研究所で精神医学を研究する。1969年よりコレージュ・ド・フランス教授。1984年没。主著に『精神疾患とパーソナリティ』『狂気の歴史』『臨床医学の誕生』『言葉と物』『知の考古学』『監視と処罰』『性の歴史』がある。
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1,540
円978-4-480-09907-5
0171
-12-10
2019/02/07
文庫判
368
頁マネに関する著作『黒と色彩』を準備し、執筆のための夥しい量のメモを取っていたミシェル・フーコー。彼は生前「マネの絵画」と題する4回の講演を行っていたが、その伝説的講演を収めたものが本書である。19世紀以降の美術史にマネがもたらした絵画表象のテクニックとモードの変革を捉え、マネの13枚の作品に沿ってスリリングな読解を試みた講演記録の完全版。さらに、それをめぐって2001年秋に行われたシンポジウム「ミシェル・フーコー、ひとつのまなざし」を併録する。カラー口絵収録。
第1部 マネの絵画
第2部 ミシェル・フーコー、ひとつのまなざし(チュニジアのフーコー(ラチダ・トリキ)
マネ、あるいは鑑賞者の戸惑い(キャロル・タロン=ユゴン)
表/裏、あるいは運動状態の鑑賞者(ダヴィッド・マリー)
「ああ、マネね…」―マネはどのように“フォリー・ベルジェールのバー”を組み立てたか(ティエリー・ド・デューヴ)
フーコーのモダニズム(カトリーヌ・ペレ)
美学における言説編成(ドミニック・シャトー)
美術とおしゃべりな視線(ブランディーヌ・クリージェル)
イメージの権利(クロード・アンベール))
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