ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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どじょう、鯨カツ、ハムカツ、やきとん、ホルモン、スルメ、牛炊、腸詰…。身体ばかりか心も温める、懐かしい「食」の数々。これら非合法マーケット・闇市で供されたメニューは前世からの記憶といえるほど、日本の味として今も連綿と受け継がれている―。近代都市東京の裏路地を一本入れば、煤けた暖簾の奥から食欲をそそるニオイがする。戦後の混沌に想いを馳せながら食べ歩いた記録。
第1部 山手線周回(新宿―ションベン横丁「きくや」の鯨カツ
渋谷―旧大和田マーケット「細雪」の腸詰
池袋―JR池袋駅西口交番隣「三福」の煮込み・豆腐だけ ほか)
第2部 近郊沿線要衝(赤羽其ノ壱 OK横丁「八起」のチャーメン
赤羽其ノ弐 JR赤羽駅東口前「大衆酒場まるよし」のたまねぎフライ
浅草―地下鉄銀座線浅草駅地下道「福ちゃん」のソース焼そば ほか)
第3部 公営賭博場(川崎競輪場―場内売店の「ホルモンライス」
浦和競馬場―場内食堂の「カレーライス」
川口オートレース場―場内売店の「揚げソーセージ」 ほか)
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