永田守弘
( ながた・もりひろ )1933年東京都に生まれる。40年以上にわたり、年間300編の官能小説を読みこなし、新聞、雑誌などに紹介しているこの分野の第一人者。古今東西のポルノ研究にも精励を惜しまない。著書・編著に『官能小説用語表現辞典』(ちくま文庫)、『官能小説の奥義』(集英社新書)、『官能小説「絶頂」表現用語用例辞典』『官能の淫髄』シリーズ(河出i文庫)、『日本性愛小説大全』全3巻(徳間文庫)などがある。
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官能小説の醍醐味は、その独特の言語感覚にある。描くべきものが決まっているだけに、その表現の多彩さ、用語の多様さには目を瞠るものがある。本書は、2005年以前の数年間に発行された官能小説663冊の中から、官能小説に独特と思われる用語や表現をセレクトした用語辞典。約2300語を五十音順に整理し用例を示した、本邦初のユニークな辞典である。文庫化にあたり「絶頂表現」を付加。
女性器(陰部
クリトリス
陰唇
膣)
男性器(ペニス
陰嚢
精液)
声
オノマトペ
絶頂表現
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