宮台真司
( みやだい・しんじ )社会学者。1959年仙台市生まれ。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。首都大学東京教授。社会システム理論専攻。著書に『終わりなき日常を生きろ』『増補 サブカルチャー神話解体』『人生の教科書[よのなかのルール]』『挑発する知』『14歳からの社会学』(以上、ちくま文庫)、『オタク的想像力のリミット』(監修・筑摩書房)、『日本の難点』(幻冬舎新書)、『「絶望の時代」の希望の恋愛学』(KADOKAWA)、『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』(幻冬舎)等多数。
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サイファ―それは「世界はなぜあるのか」を根元的に問う営みのすべてが共通につきあたる、ある種の暗号のことです。サイファを解読することで、あなたは「世界に触れる」ことができる。「人間は何があれば満足して生きていけるのか」、その問いに対して一人一人が答えることが、あなたがここにいることの謎を解き明かすことにつながる。『終わりなき日常を生きろ』完結編。文庫版あとがきを付す。
レベル1 「社会の底が抜けている」ことに気づけ(「社会の底が抜けた」存在はなぜ出現したか?
父親と母親の果たす役割に注目せよ)
レベル2 「第四の帰属」がなぜ必要なのか?(「第四の帰属」の定義
「洗脳」と「マインド・コントロール」 ほか)
レベル3 自分自身の「聖なるもの」は何か、に覚醒せよ(「隣人愛」に代わる「上位概念」が必要
新しい形の「生命受け入れ装置」を創りたい ほか)
レベル4 「サイファ」とは何か?(世界は規定できないものであることに覚醒せよ
自分自身が「サイファ」であることに覚醒せよ ほか)
レベル5 「サイフア」として生きる(原始的共同体のころ「サイファ」は共有されていた
人間は何があれば満足な存在か)
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