養老孟司
( ようろう・たけし )1937年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士(解剖学)。『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。同書は450万部を超えるベストセラー。対談、共著、講演録を含め、著書は200冊近い。近著に『養老先生、病院へ行く』『養老先生、再び病院へ行く』(中川恵一共著、エクスナレッジ)『〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁』(毎日新聞出版)、『ものがわかるということ』(祥伝社)など。
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かたや、緩やかに曖昧で、しかも精緻な自然をそのまま受け容れる仏教的な解剖学者。かたや、悟りを論じるのに脳科学を援用し、死後の世界を量子論から透徹する禅僧。異色の知がらせんのように絡み合い、見事に共振。緩急自在にあなたの脳を刺激します。人間という存在の「まるごと」に真正面から向き合えば、現代人が陥っている病理も、そして希望も見えてくる。
第1章 観念と身体(ニーズがわかる
「死体」の展示が大にぎわい ほか)
第2章 都市と自然(結論は仏教にある
原型は母系社会 ほか)
第3章 世間と個人(日本に個人はない
挙句の果てが「自分探し」 ほか)
第4章 脳と魂(言葉なんて要らない
筋肉の記憶 ほか)
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