長野まゆみ
( ながの・まゆみ )東京都生まれ。1988年「少年アリス」で第25回文藝賞受賞。主な小説作品に『天体議会』『テレヴィジョン・シティ』『箪笥のなか』『時の旅人』『あめふらし』『となりの姉妹』『メルカトル』など。その他著書多数。
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真哉は、隣家から聞こえてくるユーモレスクが好きだった。6年前に行方不明になった弟。それ以来、隣家は「近くて遠い」場所だった。しかし、物語は、再びゆっくりと動き始める。隣家のすみれさんの死。その弟・文彦との再会。彼の教え子で高校生の和の煩悶。弟はなぜ?…姉・周子の目を通して語られる、切なさいっぱいの物語。文庫化に当たり、書き下し短篇「アラクネ」を収録。
ユーモレスク
アラクネ
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