アルトゥール・シュニッツラー
( しゅにっつらー,あるとぅーる )(1862-1931)ウィーン世紀末を代表するオーストリアの作家・劇作家。医師。主著に「輪舞」「夢奇譚」などがある。
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990
円978-4-480-42385-6
0197
-28-1
2007/11/07
文庫判
272
頁稀代の蕩児もいまや齢五十半ば。迫り来る老いの身に望郷の念が募る。ところが帰途立ち寄った町で美貌の娘に一目惚れ。だがお手のものの手練手管を弄しても篭絡できず、挙句にはある奸計を想いつくのだが…。カサノヴァ『回想録』の後日譚という趣向をかりた老いのエロスと悪の探求の一変奏曲。精神分析学のフロイトに影響を与えた巨匠シュニッツラーの後期の傑作。
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