小池昌代
( こいけ・まさよ )1959年東京深川に生まれる。津田塾大学国際関係学科卒業。詩人であり小説家。詩集に『永遠に来ないバス』(現代詩花椿賞)、『もっとも官能的な部屋』(高見順賞)、エッセイ集に『屋上への誘惑』(講談社エッセイ賞)、小説に『ルーガ』、『裁縫師』、『タタド』(川端康成文学賞)などがある。(写真撮影:森幸一)
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「その日も、呼び鈴は、いつにもまして、権力的に鳴った。その瞬間、わたしは神経を逆なでされ、理由もなく押したひとに反感を抱いた」(「隣人鍋」)。日常と非日常との、現実と虚構との、わたしとあなたとの間の一筋の裂け目に、ある時はていねいに、ある時は深くえぐるような視線をそそぐ。「島と鳥と女」「青いインク」「げんじつ荘」「風のリボン」など、15の短篇を収録。
隣人鍋
島と鳥と女
青いインク
ゴッド・オブ・チャンス
石を愛でる人
げんじつ荘
祭りの日
ハウル・ザ・バー
風のリボン
鳩の影
蜂蜜びんの重み
クラスメイト
中川鮒蔵商店
ミミとわたし
船上レストラン
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