松本清張
( まつもと・せいちょう )1909~92年。福岡県生まれ。1928年、印刷所に見習いとして就職する。1950年「西郷札」を発表し、53年「或る「小倉日記」伝」で芥川賞を受賞する。1956年、20年近く勤めた朝日新聞社を退社。社会派推理小説ブームのきっかけとなった「点と線」を発表し、一方で「日本の黒い霧」「昭和史発掘」などの歴史評論を精力的に執筆した。吉川英治文学賞、朝日賞、菊池寛賞、NHK放送文化賞などを受賞。(写真提供 文藝春秋)
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江戸末期に生まれてフランスに留学し、明治34年に亡くなった中江兆民は、近代日本の古典となった「三酔人経綸問答」や「一年有半」などを著しただけでなく、新聞事業を興したり衆議院議員にも当選し、実務家としても活躍した。日本が近代国家として確立していく時代を、自由民権運動の指導者として生き抜いたその複雑で苦渋に満ちた生涯を、多くの史料を駆使して描く。
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