本島進
( もとじま・すすむ )1953年大分市生まれ。1975年、一橋大学を卒業し、日本専売公社に入社する。環境庁出向、秘書室、国内原料関係業務、たばこ事業企画室を経て、広報部長、京都支店長を務める。2002年3月、JTを退社する。現在は日本嗜好品アカデミー代表。著書に『「伝承」で歩く京都・奈良』(慧文社)、共著として『煙草おもしろ意外史』(文春新書)がある。
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近年の喫煙規制は健康問題を端緒として、社会的な管理にまで及びつつある。しかし、科学的根拠とされる疫学データには疑問がつきまとう。酒とともに古い歴史をもつたばこは、大人の嗜好品であるにもかかわらず、様々な社会的思惑や利害に翻弄されてきた。人々の嗜好と疫学、さらに秩序感覚との微妙な関係を文化史的に振り返り、その現代的特徴を浮き彫りにする。
プロローグ ある出来事についての感想
第1章 嗜好品とは何か
第2章 たばこの歴史をたどる
第3章 現代の反たばこ論を検証する
第4章 大人になれない大人たち
第5章 大人になるために
エピローグ 文化の継承
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