フラナリー・オコナー
( おこなー,ふらなりー )(1925-1964)アメリカの作家。アメリカ南部ジョージア州で育つ。O・ヘンリー賞を4回受賞し、短篇の名手として知られる。短篇集に『善人はなかなかいない』(1955年)、『すべて上昇するものは一点に集まる』(1965年)、長編小説に『賢い血』(1952年)、『激しく攻むる者はこれを奪う』(1960年)、エッセイ集『秘義と習俗』(1969年)、書簡集『存在することの習慣』(1979年)など。
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キリスト教を下敷きに、残酷なイメージとユーモアのまじりあう独特の世界を作り出した短篇の名手、F・オコナー。個人全訳。 【解説: 蜂飼耳 】
1,650
円978-4-480-42591-1
0197
-28-2
2009/03/10
文庫判
448
頁フラナリー・オコナーは難病に苦しみながらも39歳で亡くなるまで精力的に書き続けた。その残酷なまでの筆力と冷徹な観察眼は、人間の奥底にある醜さと希望を描き出す。キリスト教精神を下敷きに簡潔な文体で書かれたその作品は、鮮烈なイメージとユーモアのまじった独特の世界を作る。個人全訳による全短篇。上巻は短篇集『善人はなかなかいない』と初期作品を収録。
善人はなかなかいない
河
生きのこるために
不意打ちの幸運
聖霊のやどる宮
人造黒人
火の中の輪
旧敵との出逢い
田舎の善人
強制追放者
ゼラニウム
床屋
オオヤマネコ
収穫
七面鳥
列車
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