福田恆存
( ふくだ・つねあり )1912~1994。東京生まれ。東京大学英文科卒業後、中学教師、雑誌編集者、大学講師などを経て、文筆活動に入る。1952年には戯曲『龍を撫でた男』で、67年にはシェイクスピア全集の翻訳で、読売文学賞を受賞。55年には「ハムレット」の翻訳演出で芸術選奨文部大臣賞を受賞。『私の幸福論』『福田恆存全集』『福田恆存翻訳全集』などがある。
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なぜ、総合雑誌は「恋愛論特集」をしないのか、恋愛は生のもっとも根源的なものなのにと説く福田先生が、男女がその全能力を発揮して生きる場所=恋愛について文学作品や社会現象を取り上げて解説する。『チャタレイ夫人の恋人』でロレンスは何を訴えたかったのか、「ロレンス恋愛論」の入門書としても最適。
私の恋愛観
恋愛と人生
現代人は愛しうるか
ロレンスの恋愛観
性的好奇心について
恋愛の幻滅
誤れる女性解放論
日本家庭論
恋愛狂時代
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