与那原恵
( よなはら・けい )1958年東京生まれ。ノンフィクションライター。97年の『物語の海、揺れる島』(小学館)で脚光を浴びる。近作に『サウス・トゥ・サウス』(晶文社)『まれびとたちの沖縄』(小学館101新書)『わたぶんぶん わたしの沖縄料理』(西田書店)など。
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東京に生まれた沖縄人二世の著者が、母の残した言葉を頼りに家族の歴史をたどる旅に出た。沖縄本島、戦後密貿易の行われた与那国島、そして母の育った台湾…人に出会い、巡り合わせの不思議に出会い、掘り起こされる数々の事実は、日本、沖縄、台湾近代史と交錯し、明治以来、日本、台湾、アメリカの狭間で揺れながら生きた沖縄人たちの姿を浮き彫りにする。
第1章 朝保と夏子の東京
第2章 台湾での第一歩
第3章 児玉町の家
第4章 石垣島に暮らす台湾の人々
第5章 沖縄、台湾、二つの終戦
第6章 オランダ屋敷の客人たち
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