アーネスト・ヘミングウェイ
( へみんぐうぇい,あーねすと )(1899~1961)。作家。アメリカ、シカゴ郊外で生まれる。新聞記者をしたのち、1918年赤十字要員として北イタリア戦線に参加、重傷を負って帰国。その後パリに渡り、G・スタインらと親交を深め、小説を書き始める。『日はまた昇る』『武器よさらば』で作家の地位を確立。スペイン内乱、第二次世界大戦にも参加。54年ノーベル賞受賞。61年猟銃で自殺。
loading...
ヘミングウェイは弱く寂しい男たち、冷静で寛大な女たちを登場させ「人間であることの孤独」を描く。繊細で切れ味鋭い14の短篇を新訳で贈る。
968
円978-4-480-42684-0
0197
-11-1
2010/03/10
文庫判
288
頁マッチョなイメージの強いヘミングウェイだが、彼はモダニズムの作家として、繊細でおそろしいほどの切れ味をもつ短篇を生みだした。彼は、女たちをひじょうに優しい手つきで描く。弱く寂しい男たち、冷静で寛大な女たちを登場させて描きだしたのは、「人間のなかで人間であることの孤独」だった。ジョイスが完璧と賞賛した「清潔で明るい場所」をはじめ、14作を新訳・新編集で贈る。
清潔で明るい場所
白い象のような山並み
殺し屋
贈り物のカナリア
あるおかまの母親
敗れざる者
密告
この身を横たえて
この世の光
神よ、男たちを愉快に憩わせたまえ
スイスへの敬意
雨のなかの猫
キリマンジャロの雪
橋のたもとの老人
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。