岡部恒治
( おかべ・つねはる )1948年生まれ。東京大学理学部卒、同大学院修士課程修了。都立大学助手、埼玉大学助教授を経て1989年埼玉大学経済学部教授。専攻は位相幾何学・数学教育。
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小数や分数の計算にも四苦八苦する大学生たち―「ゆとり教育」に警鐘を鳴らし、学力低下論争の口火を切った話題の書。その後の教育論議に大きな影響を及ぼし、「ゆとり」是正の先鞭をつけることとなった。あれから10年、学力低下問題の解決に程遠い現状を目の前にして、本書の問題提起は、いまだ色あせていない。第1回日本数学会出版賞受賞。
少数科目入試のもたらしたもの
創造性論議の落とし穴
職場でも不可欠な論理的思考
数学は役に立たないのか
数学教育の重要性
教養部廃止と理数離れ
腐った教授、腐った学生相手に奮戦す
小学校における「数学の危機」
日本の中高生の学力
京大生の数学力
日本の大学生の数学力―学力調査
文系学生の数学力ここが問題!
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