カレル・チャペック
( ちゃぺっく,かれる )(1890-1938)ジャーナリスト、 エッセイスト、 小説家、劇作家。 ヨーロッパの小国チェコに生まれ、 ナチスに対抗し、 全体主義と闘った。 その文筆活動は非常に多彩で、 新語〈ロボット〉を世に広めたSF劇「R.U.R」、 エッセイ 『園芸家十二カ月』 『ダーシェンカ』、 童話 『長い長いお医者さんの話』 が特に有名。 他に長篇哲学三部作や 「マサリクとの対話」 「山椒魚戦争」など。
loading...
704
円978-4-480-42728-1
0198
-8-5
2010/09/08
文庫判
160
頁故郷をこよなく愛するとともに、世界の多様な風景・風俗を愛したチャペックは多くの旅行記を遺している。その優しくユーモラスな筆致は、深い悲しみと叡智を底に秘め、世界中に今もなおファンが多い。本書は1931年、世界ペンクラブ大会出席のためオランダを訪れたときの観察記。運河、自転車、犬、風車、橋、オランダ絵画…。独特の視点からその民族性を抽出し描く手つきは見事。イラスト多数。
いくつかの顔
1(外国を認識することについて
オランダの町について
オランダの運河―グラフトとカナール
いくつかの古い都市
町から町へ
人間と水
浜辺で
港)
2(さまざまな道に沿って
オランダの光
田園風景―真のオランダ
古いオランダ
新しいオランダ)
3(昔の巨匠たち
双頭の鷲の足跡をたずねて
小さな民族)
4(オランダの建築
ナールデン
ハーグの国際ペンクラブ大会
オランダのペンクラブとドイツ人たち
国際ペンクラブ大会)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。