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ちくま文庫

イルカと泳ぎ、イルカを食べる

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42744-1

Cコード

0195

整理番号

-57-1

2010/08/09

判型

文庫判

ページ数

304

解説

内容紹介

野生イルカの保護を主張する人や、スピリチュアルな存在として心の癒しを求める人がいる一方で、イルカ漁を生業としてその肉を食べる人もいる。はたしてこれは野蛮な行いなのか、それとも尊重すべき文化なのか。とかく価値観の押し付けになりがちなこの話題に自然体で向き合い、世界各地をめぐってさまざまな人たちと語らう中で見えてきた人間とイルカの関係とは。

目次

桃色海豚の午後―タイ・チャンタブリー
新兵衛どんのツチクジラ―千葉県・和田浦
オポの夏―ニュージーランド・オポノニ
モンキーマイアのイルカたち―オーストラリア・モンキーマイア
ケイトの青春―長崎県・壱岐島
フリッパー問題、とんがる―アメリカ・フロリダ
くるくるイルカ、飛び跳ねる―アメリカ・ハワイ
がんばれ、御蔵島―東京都・伊豆諸島
笑うマダライルカ―バハマ沖
カナリアは歌わない―カナダ・ケベック
イルカを食べる―岩手県・大槌
富戸オキゴンドウ事件―静岡県・伊東

著作者プロフィール

川端裕人

( かわばた・ひろと )

1964年兵庫県明石市生まれ、千葉県千葉市育ち。文筆家。東京大学教養学部卒業。日本テレビ勤務中、1995年『クジラを捕って、考えた』でノンフィクション作家としてデビュー。退社後、1998年『夏のロケット』で小説家デビュー。小説に『せちやん 星を聴く人』『銀河のワールドカップ』『算数宇宙の冒険』『ギャングエイジ』『雲の王』『12月の夏休み』など。ノンフィクションに『PTA再活用論』『動物園にできること』『ペンギン、日本人と出会う』『イルカと泳ぎ、イルカを食べる』など、著書多数。現在、ナショナル ジオグラフィック日本版および日経ビジネスオンラインのウェブサイトで「・研究室・に行ってみた。」を連載中。

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